歯と睡眠、関係ありますよ

今回は睡眠についてお話したいと思います。

OECD(経済協力開発機構)の調査によると、2021年の日本人の睡眠時間は6時間43分と昨年よりも16分長くはなっています。

しかしOECD加盟国の平均睡眠時間の8時25分と比べて、1時間42分の差があり、加盟国30カ国中ワースト1位という短さです。

しかも男女別では女性の方がさらに短い傾向にあります。

睡眠時間の短さに加えて、寝つきが悪い、熟睡感がない、朝スッキリ起きられないなど睡眠の質に悩む方も多いようです。

これらの悩みをほっておくと、日常生活での集中力や意欲、作業効果が下がる原因になったり、更には免疫力が低下したり、生活習慣病、認知症といった重大な健康トラブルも招きやすくなると言われています。

睡眠時間と高齢者の歯の残存本数が関係することや歯並びにも睡眠が深い関係があることも報告されています。

歯を失う原因は、主にむし歯や歯周病ですが、歯周病は生活習慣病の一つとして位置づけられており、睡眠不足は歯周病を悪化させます。

そして歯並びが悪くなる原因の一つに、顎の大きさが関係しており、顎が小さいと歯の大きさとの間にアンバランスが生じて歯並びが悪くなり、歯ぎしりや食いしばり、いびき、睡眠時無呼吸症候群になるリスクが大きくなります。

睡眠は、自律神経・ホルモン分泌・代謝・循環その他多数の身体機能と連動しており、質の高い良い睡眠によって充分休養をとることが病気の予防や治療に役立ちます。

では質の良い睡眠をとるためにどのようなことに気を付ければいいのでしょうか?

厚生労働省から健康つくりのための睡眠指針~睡眠12箇条~というものが出ています。

①  良い睡眠でからだも心も健康に

② 適度な運動、しっかり朝食、眠りと目覚めのメリハリを

③ 良い睡眠は生活習慣病の予防につながります

④ 睡眠による休養感はこころの健康に重要です

⑤ 年齢や季節に応じて、昼間の眠気で困らない程度の睡眠を

⑥ 良い睡眠のためには、環境づくりも重要です

⑦ 若年世代は、夜更かしを避けて、体内リズムを保つ

⑧ 勤労世代の疲労回復・能率アップに毎日十分な睡眠を

⑨ 熟年世代は朝晩のメリハリ、昼間の適度な運動で良い睡眠

⑩ 眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない

⑪ いつもと違う睡眠には要注意

⑫ 眠れない、その苦しみを抱えずに専門家に相談を

これらを参考に、私たちの生活において欠かすことのできない食べること、寝ることをもう一度見直してみませんか?

当院ではより多くの歯の健康を保てるように定期的なメインテナンス、矯正治療、歯ぎしり用薄ピース治療も行っています。

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